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執筆者の写真きたく子ども劇場We部

じむきょく日記 〜機関紙『輪』2017年12月号より〜


落ち葉遊びの写真

 新年度が始まりました。ブロック再編二年目に入り動きも少しずつ増えているようです。今年の課題にどう向かうか?総会が終わったらおしまいではなく、これからが始まりですので、一緒に考えながら進んでいきたいですね。

 サークルのまとめアンケートに子どもたちの状況というのを毎年話しあってもらっていますが、年々厳しくなっている状況が伝わってきます。子どもが子どもらしくいられない社会になっているような気がします。今年の7月、嶋村さんの講演会でお話しして頂いた「子どもの権利条約第31条 休み、遊ぶ権利」が保障されている子はどれくらいいるのでしょうか?ボーっとしてたり、呼ばれても聞こえない位何かに夢中になっていることって大事にされているのでしょうか?

私は子どもの頃暇があるとボーっとしている子でした。外から見たら何もしていない怠けている状態なのでしょうが、その時って結構思索にふけっていたようです。内省しているといったらいいのでしょうか、意外と自分と向き合う時間だったような気がします。また何かに夢中になっていると時間を忘れたり、呼ばれても聞こえてなかったりしてよく祖父に叱られました。今思うと幸せな子どもの時間をすごしていたのだと思います。

自分が自由にできる時間、やりたいことを自分で決められること、何よりもかけがえのないものでした。子どもたちが、自由に自分でやりたいことができたり、やるやらないを自分できめられたりできる場が、子どもの周りに当たり前にあったらいいなあと思います。そのために私に何ができるか?考えて、実行していきたいと思っています。

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